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8月の - 小牧

2018/09/06 (Thu) 23:55:28

地中の記憶 ローリー・ロイ 佐々田雅子 ポケミス
上を向いてアルコール 「元アル中」コラムニストの告白 小田嶋隆 ミシマ社
そしてミランダを殺す ピーター・スワンソン 務台夏子 創元推理文庫
友だちリクエストの返事が来ない午後 小田嶋隆 太田出版
燃える部屋(上) マイクル・コナリー 古沢嘉通 講談社文庫
燃える部屋(下) マイクル・コナリー 古沢嘉通 講談社文庫
邪魔者 ミシェル・アダムズ 中谷友紀子 小学館文庫
月下の狙撃者 ウィリアム・K・クルーガー 野口百合子 文春文庫

そして8月 - からす

2018/09/03 (Mon) 22:04:21

『レッド 最終章 あさま山荘の10日間』山本直樹(講談社KCDX EVENING)

『夜の谷を行く』桐野夏生(文藝春秋)
『枯葉色グッドバイ』樋口有介(文春文庫)
『カイシャデイズ』山本幸久(文春文庫)
『カウントプラン』黒川博行(文春文庫)
『楽英(上・下)』黒川博行(幻冬舎文庫)
『脱・限界集落株式会社』黒野伸一(小学館文庫)
『こうふく あかの』西加奈子(小学館文庫)
『ふる』西加奈子(河出文庫)
『オケ老人』荒木源(小学館文庫)
『シャイン!』原宏一(集英社文庫)

7月の - 小牧

2018/08/07 (Tue) 20:58:49

忘れられた花園(上) ケイト・モートン 青木純子 創元推理文庫
忘れられた花園(下) ケイト・モートン 青木純子 創元推理文庫
亡霊機の帰還 ジョン・ガードナー 村社伸 ハヤカワ文庫
ヒマラヤ 生と死の物語 池田常道 山と溪谷社
償いは、今 アラフェア・バーク 三角和代 ハヤカワ文庫
リヴァトン館 ケイト・モートン 栗原 百代 ランダムハウス講談社
ロボット・イン・ザ・ガーデン デボラ・インストール 松原葉子 小学館文庫
長野県警レスキュー最前線 長野県警察山岳遭難救助隊 編 ヤマケイ文庫

Re: 7月の - 小牧

2018/08/27 (Mon) 22:34:33

 なぜ山へ行かなかったのか。暑かったから。山へ行っても暑そうだったから。あっつあっつというまに7月はおわり、もう8月も残り少ない。ぼーっと生きてんじゃねえよ。

 今や、だれもかれも、猫も杓子も、老いも若きも、スマホですねえ。車の運転手も、電車の運転手も、歩きながらも、自転車乗りながらも、みんなみんなスマホスマホスマホスマホ、スマホやってないのは、え、そんな人おるん。
 ところがところが、こないだ、電車に乗ってて、若い女性で、なんと、スマホしてない。なんなん。うそでしょ。ありえない。スマホ忘れたのか。ふつう、2台目も持ってそうなのに。
 ちょっと、ちょっと。よく見てごらん。あの娘は、人間じゃない、アンドロイドだよ。スマホなんかいらないんだよ。
 なんでアンドロイドがバスに乗るんだ。ま、ロボットもバスに乗ってましたから。
 そんな時代がすぐそこです。

Re: 7月の - 小牧

2018/08/27 (Mon) 22:35:33

『忘れられた花園』『湖畔荘』を読んで、古本でこれを見つけて読んだ。数年前、『秘密』が面白かったのだが、そのとき、『忘れられた花園』も読めとすすめられていたのを思い出した。ケイト・モートンのベストです。『リヴァトン館』をそのあと読んだが、その考えは変わりません。

『亡霊機の帰還』ジョン・ガードナーの古い作品。こうなんじゃないかな、と思ったとおりだった。

『ヒマラヤ 生と死の物語』文章が無味乾燥すぎる。新聞記事でももっと心に響くぜ。

『償いは、今』なんと、作者はジェームズ・リー・バークの娘だって。で、どんな話だったか。

『リヴァトン館』ケイト・モートン、オーストラリアの女性作家。デビュー作からして、こんなだったのだ。

『ロボット・イン・ザ・ガーデン』こいつはほんとにロボットか。ふつうに5歳児じゃん。
バスに乗るロボットって、こいつのことです。

『長野県警レスキュー最前線』最前線とはいうが、ちょっと古いノンフィクション。でもでも、山の事情はそんなに変わらない。長野県警の山岳遭難救助隊の隊員の記録集。彼らの献身的な仕事ぶりには頭が下がります。お世話にならないようにしたいと思います。しかし、すごい人たちです。男なら山岳遭難救助隊員になるべきだ。気はやさしくて力持ち、を体現している。山で会ったら挨拶しよう。

 というわけで、みなみさんのパソコンが復活しますように。

からすさんへ、欠席届けです。 - みなみ

2018/08/26 (Sun) 12:40:14

パソコンが夏バテなのか、ほとんどの時間、ネットにつながりません。原因さっぱりわかりません。
いまは、3日ぶりにつながっています。
7月は、7冊ばかり読みましたが、きっとすぐに途切れてしまうと思います。
なので、今月の読んだ本は、お休みさせてください。
遅くなってごめんなさい。

7月末にやってきた「逆走台風」で、物干しのトタン屋根(塩化ビニール製)が、3分の1ほど、どっかにフッ飛んでしまいました。

Re: からすさんへ、欠席届けです。 - からす

2018/08/27 (Mon) 20:46:11

 は~い、了解、です。

 うちもそうなんですが、近頃のパソコンは、やたらとグズりやがること、多いですね。

とても暑かった7月の本 - からす

2018/08/04 (Sat) 22:06:39

『明治姉妹と大正遊女』松田奈緒子(祥伝社)
『平太郎に怖いものはない』スケラッコ(リイド社)
『大家さんと僕』矢部太郎(新潮社)

『ぼくのボールが君に届けば』伊集院静(講談社文庫)
『ノボさん(上・下)』伊集院静(講談社文庫)
『勁草』黒川博行(徳間文庫)
『ポリティコン(上・下)』桐野夏生(文春文庫)
『庭の桜、隣の犬』角田光代(講談社文庫)
『エコノミカル・パレス』角田光代(講談社文庫)
『光』三浦しをん(集英社文庫)
『邪魔者』ミシェル・アダムズ/中谷友紀子・訳(小学館文庫)

Re: とても暑かった7月の本 - からす

2018/08/19 (Sun) 08:49:05

 しかし、盆を過ぎると途端に涼しくなったのだが、このまま秋まで推移してくれるの…か…?

 『明治姉妹と大正遊女』は、電子書籍で買ったまま、アプリの中に「積ん読」状態になっていた。
 『重版出来!』の松田奈緒子・作なのだが、ストーリーはきっちり作りこんであるものの、背景やら衣装やらのディテールが「明治」「大正」らしくなくて…
 やっぱ、ディテールは大切だ。

 スケラッコは、ただ今わしが「イチオシ」の漫画家の一人です。
 『平太郎に~』は、有名な備後三次の『稲生物怪録」を現代にアレンジしたもの。
 元ネタをきっちり消化した上で、オリジナルの物語に昇華してます。
 まだ連載中なのだけど、結末が楽しみ。

 『大家さんと僕』は、本職の漫画家じゃなくて芸人さんが描いた漫画。
 「第二の田中光」かな? 
 でもこちらは、シュールなギャグではなくて、超マイペースな90代老人とややコミュ症気味な芸人とのほのぼの交流譚。
 なかなかに「ほっこり」させる漫画です。


Re: とても暑かった7月の本 - からす

2018/08/19 (Sun) 09:35:39

 『ぼくのボールが君に届けば』は、「野球」をキーワードにした短編集。
 やや「巨人軍史観」寄りなのが気に入らないが、伊集院静、「野球」の扱いがうまいです。

 なので、「正岡子規と夏目漱石」と副題のついた『ノボさん』でも、「野球」は重要なモチーフとされている。
 ベースボールを「野球」と訳したのは、自分の幼名から「のぼる→野ボール→野球」というシャレだったんじゃ、とも思えてきた。

 『勁草』。再読だ、と気づいたのは、読み終えてから…だった。
 近頃、こういうことが多いです、はい。

 『ポリティコン』もまた、「前に読んだ…っけ?」と思ったのだが、こちらは初読でした。
 他人の事よりまずは我が事、目的のためには人を利用することも厭わない、どうしようもないクズ人間なのだけど、しかしどうにも憎めない奴…桐野夏生は、こういう人物を描くのがとてもうまい、と思う。
 ヤマギシ会を思わせるカルト農場や、重信房子を彷彿するヒロインの母親、等々のディテールも綿密で、とてもリアルだ。

 久しぶりに三浦しをんのものを3冊纏めて読んだ。
 大津波で全滅した島で生き残った3人の少年少女のその後を描く『光』、前職・フリーター、ただ今は無職の男を養いながら、膨れ上がる生活費を憂慮しつつバイトに励む30代女、神奈川県郊外の一戸建てに子どもと夫の父親と共に暮らす30代主婦とその夫。
 それぞれの生活様式も「家族」の形態も全く違うのだけど、この主人公たちは、それぞれに皆「修羅」を負っている、という点で共通してるんじゃ…と思ったぞ。

 『邪魔者』、実の姉妹なのに、一方は家族から引き離されて育ったが故に疎外感を持つのだが、実は…
 というサイコスリラーなのだけど、イマイチ感情移入できなかったのは、なぜなんだろうか。
 スコットランドが舞台なのだが、物語の背景がうまく想像できなかったから、かな?

6月に読んだのは4冊きりでした。 - みなみ

2018/07/21 (Sat) 07:49:19

『甲賀三郎 大阪圭吉 ミステリー・レガシー』(光文社文庫)
2人とも、戦前から活躍した、いわゆる「本格派」の探偵小説家。
甲賀のほうが先輩で、大阪は甲賀の推挽(すいばん)をうけてデビューしましたが、わたしには大阪の短篇のほうが、トリッキーで楽しめました。
33歳の若さで、ルソン島で戦病死したそう。帰国できていたら、戦後もきっと活躍できたろうに。

『生ける屍の死(上・下)』山口雅也(光文社文庫)
アメリカの片田舎で、霊園ビジネスで財をなした一族にふりかかる連続殺人事件。ナント!殺された被害者が次々と、よみがえってしまう(生ける屍=リビィング・デッド)のだ。
この異様な設定といい、探偵役がパンク青年(パンクはすべての価値観にNO!をつきつける、らしい)といい、これはアンチ・ミステリのレッテルがふさわしいのかもしれません。
はたして、死者が生き返ってしまう世界で、殺人の犯人探しが、そもそも意味をもつのか? それがあるんですねえ。
綱渡りみたいな本格ミステリで、ワクワクしながら読みました。
「死」についての、たくさんの考察も、とても興味深かったです。

緑陰の読書なんて無理ですね。 - みなみ

2018/07/21 (Sat) 18:37:27

『日本SF傑作選 半村良』(ハヤカワ文庫JA)
半村良がなくなって、もう16年にもなるのか!
中学時代に、伝奇SFのデビュー長編『石の血脈』でハマって以来、20代前半まで矢継ぎ早にでた新刊に読みふけりました。一番好きな国産SFの書き手でした。
ですから収録作はすべて既読ですが、当時とはちがう感想もあります。
とはいえ、映画化された「戦国自衛隊」、方言の不気味さがコワイ「箪笥」、モダンホラーの傑作「夢の底から来た男」、古事記の世界をよみがえらせた「わがふるさとは黄泉の国」など、ただただ、ひたすらに懐かしかったです。

『壁の中 新装普及版』後藤明生(つかだま書房)
主人公は妻子持ちの大学講師。病院長がオーナーの出版社でアルバイト(院長名義の代訳)するため、病院の1室を仕事場にあてがわれており、薬剤師の女性との密会にも利用している。
M君なる年下の友人あての手紙文として、一人称でつづられていくのは、ギリシア神話であり、ドストエフスキー、カフカ、小林秀雄、太宰治、永井荷風の小説やエッセイのことだ。
これが第一部で、つづく第二部では、主人公は、冥府からよみがえった永井荷風との対話形式。『墨東奇譚』『断腸亭日乗常』の記述を問いただしていく。
1800枚もある、この長編小説は、いったい何なんだろう。
腰巻には「怪作」の文字も。
それでも読み通してしまったのは、わたしには面白かったのだろう、たぶん。
はじめて目にした版元だが、発行者が塚田眞周博さんというのでした。

Re: 6月に読んだのは4冊きりでした。 - からす

2018/07/25 (Wed) 14:02:01

 半村良、懐かしいですね。

 昔、学生時代に通っていたお風呂屋さんの近くに貸本屋があって、そこでよく借りて読んでました。

 伝奇ものの「嘘部」シリーズとか、人情ものの「新宿馬鹿物語」が好きでした。

 しかし、「壁の中」、まさに「怪作」のようですね。
 いったい、どこで手に入れられたのでしょうか?



まもなく第100回大会! - みなみ

2018/07/26 (Thu) 06:24:19

からすさんへ

そうそう、嘘部シリーズってありましたね。『闇の中の黄金』とか。口先三寸の、とてつもない大ボラで、煙に巻いてしまう、楽しいお話しでした。
で「闇の中」ならぬ、『壁の中』は、たしか梅田のグランフロトに入っている、紀伊国屋書店で買いました。
12000円もする愛蔵版も、いっしょに並んでいました。
正直いって、オススメいたしかねる小説ですが、そう聞けば、余計に気になりますか?(笑)

「パン工房ソレイユ」の向かいにある西宮東高校が母校です。毎年、1回戦敗退がきまりだったのに、今回は、東兵庫大会でベスト8まで、のこることができました。
最後は、強豪・市尼崎に7-0でコールド負けしました。

この時期だけ気になる、いいかげんなOBですが、ドキドキワクワクの数日間をすごすことができて、大感謝です。
もしも、甲子園に出場できていたなら、部員全員が自宅から、歩いて球場に行けてたはずです。
嗚呼っ、ちかくて遠い甲子園なり!

近くて遠い甲子園 - からす

2018/07/26 (Thu) 20:44:22

 おお、ベスト8ですか。

 わが母校は、西兵庫大会2回戦で姿を消したようです。

 でも、「歩いて行ける」高校でも、甲子園では「選手全員が宿泊」が義務付けられているそうです。
 出場各校に同じ条件を課すことで、地理的な優理を相殺するためだとか。

 各県それぞれに指定のホテルや旅館があって、宿泊にかかる費用は、各都道府県の高野連負担だそうです。

 なので、報徳学園など、学校は市内にかかわらず、毎回、わざわざ兵庫県指定の神戸のホテルに宿泊するんだとか。

 その昔に、県立鳴尾高校が出場したときには、今も甲子園球場の近くにある「夕立荘」に宿泊したそうです。

 https://nishinomiya-style.jp/blog/2017/03/05/14840

 夕立荘は現在、「鹿児島県」と「西東京」代表校の宿舎だそうです。

タイブレーク、見たいような、見たくないような? - みなみ

2018/08/03 (Fri) 06:54:14

今朝のスポーツ面に「56校の宿舎一覧」が掲載されていました。
これまでもスポーツ紙あたりなら掲載されていたのかもしれませんが、主催者(社)の紙面では、はじめてでないでしょうか?
宿舎名、所在地に電話番号も。

西宮市内は、わずか3校のみ。
二松学舎大付(東東京)が「甲子園ホテル夕立荘」、下関国際(山口)が「ホテル中寿美花壇」、鹿児島実(鹿児島)が「やっこ旅館」。
多いのは、大阪市、神戸市、伊丹市、池田市あたりです。

5日、観戦にいきたいけど(対戦カードにこだわりなしです)、有料になったとはいえ、日曜日だし、外野スタンドも満員かも。
それになにより、この猛暑に耐えられますやら?

大相撲的甲子園 - からす

2018/08/03 (Fri) 20:13:24

 あ、ほんとだ。

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13619079.html

 例年、球場前に掲示されてはいましたが、新聞にも出るんだ。

 しかし、神戸や大阪、あるいは阪神間ならわかるけど、「堺」? さらに「泉大津」…?

 遠すぎるんじゃ…と思ったけど、考えてみれば、湾岸線経由なら、ヘタすると池田あたりよりも近いんですよね。

 今年は、「甲子園練習」じゃなくて、「グランド見学」のみらしいですが、バッターボックスに入った女性部長を咎めるのは、あまりに杓子定規というか、「大相撲かよ!」と思ってしまいました。

 ボールを使ってないんだから、「危険」のあろうはずもないしね。

6月の - 小牧

2018/07/06 (Fri) 22:29:29

旅に出る日 岡田喜秋 ヤマケイ文庫
血のペナルティ カリン・スローター 鈴木美朋 ハーパーBOOKS
ダ・フォース(上) ドン・ウィンズロウ 田口俊樹 ハーパーBOOKS
ダ・フォース(下) ドン・ウィンズロウ 田口俊樹 ハーパーBOOKS
特捜部Q 自撮りする女たち ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田奈保子 ポケミス
エヴァンズ家の娘 ヘザー・ヤング 宇佐川晶子 ポケミス
湖畔荘(上) ケイト・モートン 青木純子 東京創元社
湖畔荘(下) ケイト・モートン 青木純子 東京創元社
山の本No104 2018年夏 白山書房

Re: 6月の - 小牧

2018/07/07 (Sat) 06:49:31

なぜ山へ行くのか。山が来ないからだ。
久々の北アルプス、燕岳に登った。

Re: 6月の - 小牧

2018/07/16 (Mon) 16:49:08

 燕岳、2763mは北アルプス入門の山で普通、初心者のころに登る山だけど、なぜかまだ登っていなかった。登山口の駐車場に車を駐められるかどうかが、勝負の分かれ目だった。かろうじて最後の1台のスペースに駐められた。あとから来た車は近くで路駐するか、引き返して燕岳を諦めるしかないだろう。写真はいるか岩で、背景のとんがった山が槍ヶ岳だ。

 この時期になると思い出す。

  炎天下鎧のごとき背広かな
  
  おそるべき君等の乳房夏来る

 しかし、前者はクールビズとか言い出してから、なかなか背広姿のサラリーマンも見なくなってきた。
 後者は、今時こんな句を発表したらセクハラだといわれかねない、という意見があって、びっくり。
 もひとつ夏の句で好きなのが

  太郎次郎とっつかまへて夏帽子

 これも少子化でなかなか見られない光景となってしまった。

Re: 6月の - 小牧

2018/07/16 (Mon) 16:54:09

「おそるべき君等の乳房」は西東三鬼の句だが、同じ西東三鬼の句で

  露人ワシコフ叫びて石榴打ち落とす

というのがある。なんじゃこりゃ俳句としてけっこう有名な作品です。この句の解説としていろんな文章を目にしてきたが、なぜワシコフが叫びて石榴を打ち落としていたのかに触れたものにはついぞお目にかかったことがない。西東三鬼本人の解説で、この句は、隣人のロシア人ワシコフ氏が実際にそういう行為をしていたのを目撃して、詠んだということだ。
 江戸川乱歩の小説に『石榴』という短編がある。これは、被害者が硫酸を飲まされ、顔にかけられるという殺され方をして、顔が誰だかわからなくなるくらいで、それがはぜた石榴のようだというのである。
 で、神戸の住人の西東三鬼の隣人ワシコフ氏も、当然神戸の住人で、そのころ神戸のロシア人といえば、モロゾフさんやゴンチャロフさんと同じようにロシア革命から逃れてきたのだろう。革命といえば流血がつきもので、ワシコフ氏もおそろしい光景を目の当たりにして、心が深く傷ついたにちがいない。石榴を見てフラッシュバックを起こし、「叫びて」、石榴を「打ち落と」したのだ。ということを思いました。

Re: 6月の - 小牧

2018/07/16 (Mon) 21:14:18

『旅に出る日』岡田喜秋の紀行文はいいのに、この本は説教くさい文章が多くて辟易させられた。面白かったのは、雑誌「旅」の編集長だった岡田喜秋が、「旅」に、松本清張に『点と線』を書かせた経緯を綴った文章。しかし、あの、東京駅4分間って、私、思うに、列車というのはけっこう長い。10両編成なら端から端まで何メートルあるのだ。その長い距離のどのあたりに、目撃したい対象の人物がいるのか、というのは、わからないのでは。指定席券を持たせていたのか。そこまで、本を探し出して読み返す気力はないけど。

『血のペナルティ』カリン・スローターの、また読んでしまったが、内容は憶えてないなあ。タイトルからして、血が流れる凄惨な話だったんだろうな。

『ダ・フォース』本年の「このミス」ベスト候補です。ニューヨーク市警の栄光と汚辱の物語。田口俊樹さんも、マット・スカダーシリーズ以来、好きな翻訳家です。

『特捜部Q 自撮りする女たち』デンマークの人気警察小説シリーズ。カールの仲間のローセがたいへんな目に遭い、スリリングな一冊でした。

『エヴァンズ家の娘』「ジャスティーンは親族から相続した湖畔の家に移り住んだ。この家では数十年前にある事件が起こったようだが……。過去と現在、交互に描かれる二つの物語は一族の秘密へと繋がっていく」という話。

『湖畔荘』『エヴァンズ家の娘』と似たような話。あまりに似すぎていて、どっちがどっちかわけが分からなくなった。

『山の本』いつもの、ですね。相変わらず書き手の高齢化が、どうよ、という感じ。

露人独人 - からす

2018/07/25 (Wed) 14:23:21

 以前に住んでた神戸市北区の家の近くには、モロゾフさんちの果樹園がありました。

 確か、谷崎の「細雪」にも、隣人のドイツ人やスイス人、ロシア人との付き合いが描かれてたと思います。

 スイス人とドイツ人一家は比較的裕福な家庭で、ロシア人の一家は、狭い家に大家族で住んでいて、「幸子」夫妻は、ここへ食事に招かれるのだけど、食べ物がなにやら傷んでそうで、礼を失しない程度に口をつけ、形だけ食べて帰った…というエピソードがありましたっけ。

 かなり昔の新聞の記事で、神戸在住のロシア人一家の「キノコ狩り」に同行したルポがありました。

 彼らは、山に入るとその辺に生えてるキノコを片っ端から摘み始め、籠にてんこ盛りしたそれを家に持ち帰ると、大鍋でまとめて煮るのだけど、その中には日本では毒キノコに分類されてるものも多数混じっていて、記者がそのことを指摘すると、「え~~っ? 平気、平気。だって毎年食べてるもん」と一笑に付されたとか。

 記者もまた、そのキノコごった煮スープを、「どうぞ」と勧められたらしいのですが、あえてご相伴は遠慮したそうです。

 神戸在住ドイツ人の物語では、手塚治虫の「アドルフに告ぐ!」が、傑作だと思います。

 あ、そうだ、尾崎放哉にも、こんなのがあるそうです。

 柘榴が口あけたたはけた恋だ

 すばらしい乳房だ蚊が居る

 柘榴の実は、人肉の味がする、と昔から言われてるそうです。

 くだかれし石榴点々紅い爪




 

6月の本 - からす

2018/07/08 (Sun) 22:16:04

『私を連れて逃げてお願い③』松田洋子(カドカワビームコミックス)
『ツレがうつになりまして。』『その後のツレがうつになりまして』細川貂々(幻冬舎文庫)

『傷だらけのカミーユ』P.ルメートル/橘明美・訳(文春文庫)
『土曜日の殺人者』アンネ・ホルト/柳沢由実子・訳(集英社文庫)
『シンデレラたちの罪』クリスティーナ・オルソン/ヘレンハルメ美穂・訳(創元推理文庫)
『ペインテッド・ハウス』ジョン・グリシャム/白石朗・訳(小学館文庫)
『蒼茫』石川達三(新潮文庫)
『ハルカ・エイティ』姫野カオルコ(文春文庫)
『笹の舟で海をわたる』角田光代(新潮文庫)

Re: 6月の本 - からす

2018/07/15 (Sun) 23:27:40

 松田洋子『私を連れて逃げてお願い』、完結篇は電子書籍で読みました。
 おおっと、こうきたか!? という結末ですが、松田洋子、いつものように、救いがなさそうに見えて、実はカタルシスを感じさせる大団円、でありました。

 『ツレがうつになりまして。』は、続編と共に紙の文庫で。
 映画を見て、原作も読んでみようかな、と思ったのだった。

 これは「紙」で読んだが、「電子化」は、今後は小説などの活字媒体よりも、漫画でこそ、発展していくのでは? と思う今日この頃。
 漫画の場合、紙で読んでると、巻数が増えるにしたがって、物理的に「質量」が増すのだ。
 小説なら、紙でも大した物量ではないが、漫画の場合は「全10巻」とか「20巻」「30巻」なんてザラ、だもんね。

 しかしながら、「これはやはり『紙』で読みたい!」と思う漫画は、なおかつ」存在する、のだけどね。

Re: 6月の本 - からす

2018/07/15 (Sun) 23:51:21

 『傷だらけのカミーユ』、やっと読めました。
 ルメートル、プロットの巧みさは、群を抜いておりますね。

 『土曜日の殺人者』は、ノルウェー・ミステリー。
 スウェーデンもそうなんだけど、読んでて、「おい! そこ! そこを見逃したら、あかんやろが!」というポカを、やたらとかましてくれるのも、「北欧ミステリー」の特徴かな? と気がついた。

 その傾向は、スウェーデン・ミステリーの『シンデレラたちの罪』にも顕著で、しかし、だからこそ登場人物たちがより「人間臭い」とも言えるのが、北欧ミステリーの、もうひとつの側面、かもしれない。

 『ペインテッドハウス』、全編にわたって、弁護士も法廷も登場しないグリシャム作品。
 これは、グリシャムの「スタンド・バイ・ミー」ですね。

 ブックオフの「100円」で見つけて、ふと再読してみた『蒼茫』。
 数えてみると、実に44年ぶり。
 前に読んだとき、「三ノ宮駅から山手に続く坂道」というのが、「そんなン、ないぞ…」と思ったのだが、当時の「三ノ宮駅」は、今の「元町駅」だったのですね。
 「赤土の坂道」は、烏書房があった「鯉川筋」なのだった。

 『ハルカ・エイティ』、存分に堪能させていただきました、ヒメノ・ワールド。

 角田光代の『笹の舟で海をわたる』、思春期から老年にまで至る女二人のつき合い、その関係性の中での緊張感が「キーン」と全編にわたって切れそうで切れない糸で結ばれていて、これは、まさに「サスペンス」です。

日本武道館 - 麗華

2018/07/10 (Tue) 10:32:48

人生初、武道館に行ってきましたえ~!
この歳になって武道館に行くことになろうとは夢にも思っていなかったのですが…
ビートルズのVTRでしか見たことなかったのに、ほんまに存在してたんですねえ、武道館。ありましたわ、ええとこに。

よく東京へ行く友達に行き方知ってるか聞いたら、子供の入学式も卒業式もそこでやったから行ったと…へえ~しらなんだ~
てことは毎年ニュースで流れてたのかしらん。知らないの私だけ…?すみません。

ともあれ始まりました!
「沢田研二 OLD GUYS ROCK」
70でっせ!古稀でっせ!ツアー

大雨、交通機関の乱れにも関わらず、武道館満席でした。びっくり。
全方向でっせ。びっくり。
私はステージ真裏の北スタンド最前列。
ある意味かぶりつき席、一番ジュリーに近い!後姿やけど。

アリーナってあんなパイプ椅子みたいなん並べただけなんですねえ、びっくり。
みんな立つから椅子いらんのか。ほなゴザでええんちゃうん?

大型スクリーンはあるよね?…ない。
さすがに武道館だけはゲストででもドラムやベース置くよね?…おらん。
まさかカラオケってことは?…絶対ない。
イヤホンは…?してない。
えーー、そんなんで武道館大丈夫なん!?

昨ツアーでバックバンドは解散し、新メンバー?と思ったらまさかのギタリストと二人!究極の流し!?
誰もやらないことをやるのが沢田研二らしいです。
沢田研二と書いてチャレンジと読む。
エライ人のファンになってしもたー。
スージー鈴木さんの記事↓
http://suzie.boy.jp/index.html#20180708

ファンに媚びないジュリーは一昨日の岡山でも昨日の下関でも全く同じスタイルでした。
田舎のおばちゃんおばあちゃんの前でもヒット曲はほぼ歌わず、派手派手な衣装を着て、歌いたい曲だけ歌う。
エレキギター一本の小さな所帯になっても、小さい会場でやるのはみじめだからやらないと言う。
最低1000人、1500人以上のハコでしかやらない、やりたくないと言う。
全く広告も打たず、宣伝もせず。

ロックすぎるやろ、おばちゃんおばあちゃんおじいちゃん口あんぐり、???!でした。そりゃそーなるわ。

でも若いファンが増えているのも事実。おそろしく綺麗なジュリーがたくさん見れるからね、YouTubeやなんかで…
岡山で隣だったのは20代の女の子でした。
昨日の下関では去年鳥栖に来てた佐賀のおばちゃんを見かけました。やっぱリピートするのね~。神戸弁の人もいました、何人か。
明後日は大阪城ホールです。
今年は追っかけるでえ~


Re: 日本武道館 - からす

2018/07/12 (Thu) 20:45:32

 武道館がビートルズのコンサート会場になった際には、実は日本中から「反対!」の声が大々的に上がって、大変だった…というのは、割と最近のテレビの番組で知りました。

 日本伝統の「武道」の殿堂で、なんだかワケのわからん「毛唐のガチャガチャした音楽」をやるなんて「まかりならん!」ということだったそうです。

 とは言え、当時の日本というか東京には、それだけの人数を収容できるハコは武道館しかなくて、強行されたそうですが、当日にもなお、開催反対を叫ぶ人たちのデモが会場まで押し寄せて、警備がすごく物々しかった、とか。

 このコンサートの成功を受けて、以後、武道館は「音楽の殿堂」にもなったんだそうです。

 ちなみに、わしの大学も、ただ今は入学式、卒業式を武道館でやってます。

 わしの頃にも、卒業式は武道館だったような記がしますが、出席しなかったので、記憶があいまい。

Re: Re: 日本武道館 - 麗華

2018/07/14 (Sat) 13:14:54

へえ~入学式、いろんな大学がやるんですねえ、武道館で。しらなんだ~

大阪城ホール行って来ました!
道沿いめっちゃおしゃれになっていてびっくり!
8000人、満席でした!すげー!

場所柄?でしょうか、おっちゃんの団体というかグループが結構多かったです。
おばちゃんまみれの中で、楽しそうにしてはりました。
おっちゃんというてもどこの会場にもいてはるジュリーハットをかぶった粋なおじさまではなく、立ち飲みでいっぱいひっかけてからきたようなふつうの大阪にいるおっちゃんです。
「やっぱりジュリーはええ声やなあ~」とふつうのこと言うてわいわいしてはりました。

お姉さま方によると今回のセトリにある「雨だれの挽歌」を聞けただけで、このライブは十分満足!らしいです。
たしかに…なんかすごい歌やな。

あとタイガース時代の「風は知らない」が良かった~今のジュリーが歌うとまた違った良さがあるとのお声が多かったです。私は知りませんでしたが…
岩谷時子さんの詩。「君をのせて」もそうでしたね。たしかに普通のようで普通でない名作。
http://j-lyric.net/artist/a00174b/l023ca0.html

でも素人が聞いても音響は武道館より城ホールの方がはるかに良かった!
9曲目に歌いはる「我が窮状」という歌、九条とかけてるってはじめて気づきました。今まで何回も聞いてたけど気づかんかった。
ほぼアカペラで歌いはったけど、鳥肌たちました。すごい喉してはんなあ。

Re: Re: Re: 日本武道館 - 麗華

2018/07/14 (Sat) 13:28:44

オープニング、スクリーンに昔の映像が映し出されこの曲がかかります。
めっちゃかっこええー!
everyday joe ムッシュかまやつ作曲
https://youtu.be/-DpEgaMsjas

祝・武道館&大阪城ホール・コンプリート - からす

2018/07/14 (Sat) 23:57:29

 岩谷時子!
 彼女こそ、昭和の天才、の一人です!

 昔、岩谷時子と越路吹雪の関係を描いたミュージカルを、深夜テレビで偶然見て感激した覚えがあります。

 越路吹雪をピーター(池端慎之介)、岩谷時子を高畑淳子が演じてました。

 岩谷時子・作詞の歌では、

 https://www.uta-net.com/movie/38491/

 https://www.youtube.com/watch?v=kkgLWacdtT8

 が好きです…って、「サントワマミー」は訳詞ですが。

 あ…ジュリーじゃなくてごめんなさい。

 ちなみに、大阪城ホールは、ただいまわしが関係しております専門学校の入学式会場です。

 武道館は、そもそもが建築段階ではコンサートを想定していないので、音響はかなり劣悪なんだとか。

 いつだかは、大阪の京セラドームの前を通りかかると、「立命館大学卒業式」が開催中、でした。


5月の本 - からす

2018/06/03 (Sun) 21:38:40

『重版出来⑪』松田奈緒子(小学館ビッグスピリッツC)
『日帰り旅行は電車に乗って 関西編』細川貂々(ミシマ社)

『ナオミとカナコ』奥田英朗(幻冬舎文庫)
『川の名前』川端裕人(ハヤカワ文庫)
『静かなる天使の叫び(上・下)』R.J.エルロー/佐々田雅子・訳(集英社文庫)
『助手席のチェット』スペンサー・クイン/古草秀子・訳(創元推理文庫)
『ハピネス』桐野夏生(光文社文庫)
『ジオラマ』桐野夏生(新潮文庫)
『女神の沈黙』アンネ・ホルト/柳沢由実子・訳(集英社文庫)
『命もいらず名もいらず(上・下)』山本兼一(集英社文庫)

Re: 5月の本 - からす

2018/06/19 (Tue) 15:50:10

 『重版出来』、11巻では電子書店でがんばる営業クンの回が、なかなかに興味深かった。

 『日帰り旅行は電車に乗って』、阪神電車とか神鉄とか有馬とか、個人的に身近な電車や駅やスポットがリスペクトされていて、うれしかったです。

 『ナオミとカナコ』、女二人が計画した「完全犯罪」は、決行直後からほころびが出まくりの「不完全犯罪」で、次から次へと露呈するボロをその場しのぎでかわし続けるも、やがて……
 崩壊の危機を場当たり的に、すんでで躱していくスリルがあり、さらにラストにはきっちりとカタルシスがある。
 さすがの奥田英朗でありました。

 『川の名前』、川と水辺とペンギンをめぐる、少年たちの夏の冒険譚。
 確かに、〇〇国〇〇県〇〇市、という「住所」は、あくまで人間が地面に書いた区分けというだけで、線が消えてしまえば、なんの意味もなくなる名前だ。
 本書に従って、自然由来の住所で語ると、わしが生まれたのは、日本列島・本州・明石川・木津川、となるのか?
 10年前の住所なら、武庫川・有野川・六甲川、だな。

 『静かなる天使の叫び』、う~~ん……波乱万丈の物語の後に、あまりに唐突で以外で、いまいち釈然としない結末…でありました。

 『助手席のチェット』の視点は、古くからある手法だけど、とても新しく感じた。
 はっきり言ってしまうと犬の視点で描かれる物語なのだが、不自然に擬人化された犬ではなく、「犬」そのものの人格(?)で語られるのが、楽しい。

 久々の桐野夏生、『ジオラマ」は短編集だけど、やや「手抜き」感のある短編集だった。
 対して、長編の『ハピネス』は、いつもながらの緻密な構成と迫力でグイグイ押して来る「日常生活サスペンス」だった。
 …が、続編ありきかな、と思わせる結末でもあった。

 『女神の沈黙』、アンネ・ホルトはノルウェーの作家。
 しかしノルウェー警察、読んでるこちら側が「おいおい…」と思うようなポカはするし、どんなに事件を抱えてようが、土日はきっちりと休みを取るし、これもお国柄、なのだろうか?

 『命もいらず名もいらず』、幕末の風雲児・山岡鉄舟の物語。
 名前は知ってるが、じつのとこ、どういう人で何をした人なのか、よく知らなかったので読んでみた。
 そうか、そうだったのか。
 「幕末三舟」というのも、初めて知った、海舟・鉄舟・泥舟、を言うんだそうだ。


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