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9月!なのだ - からす

2019/10/16 (Wed) 21:20:26

『デビルズピーク』デオン・マイヤー/大久保寛・訳(集英社文庫)
『八月十五日の夜会』蓮見圭一(新潮文庫)
『猿の見る夢』桐野夏生(講談社文庫)
『ともしびマーケット』朝倉かすみ(講談社文庫)
『東京ヴィレッジ』明野照葉(光文社文庫)
『さいはての彼女』原田マハ(角川文庫)
『本日は、お日柄もよく』原田マハ(徳間文庫)
『生きるぼくら』原田マハ(徳間文庫)
『太陽の棘』原田マハ(文春文庫)

9月に読んだ5冊 - みなみ

2019/10/09 (Wed) 20:32:27

『燃えあがる緑の木・第1部「救い主」が殴られるまで』大江健三郎(新潮文庫)
 物語の舞台は、おなじみ作者の故郷である四国の森の村。
この地の伝承を受け継いできたオーバー(祖母)から、救い主とみなされたギー兄さんは、病人を癒すハンドパワーの持ち主として信者を増やしていく一方、村人たちからは偽者として糾弾されていく。
その一部始終を、両性具有で、いまは女性として生きていくことを選んだサッチャンの目を通して描いていく。
 Eテレ『100de名著』でとりあげられたので、再版された三分冊の文庫を店頭で見つけて買いました。
発表当時、著者の「最後の小説」と喧伝されていたのをおぼえていますが、手にとらなかったのは、大江作品に対する関心が、すでに薄れていたのでしょう。
腰巻には「小説家は文学で{魂の問題}に立ち向かう」とあります。
ふだんミステリやSFばかり読みふけっているものですから、わたしはこの第1部だけで、疲労困憊です。最後まで読み通せるのか、あまり自信ありません。

『わが母なるロージー』ピエール・ルメートル(文春文庫)
 パリ市内で爆発事件が発生する。犯人を名乗る青年が警察に出頭してきて、あと6つの爆弾を仕掛けたと告白する。
爆弾はどこか、そして青年の秘められた狙いとは?
 身長145センチのカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの新作。3部作完結後に書かれた、1作限りのカンバックだという。
200ページほどの中篇なので、わたしでも1時間半ほどで読了。巻を措くあたわずの一気読み、面白かったです。

『幽霊島』平井呈一怪談翻訳集成(創元推理文庫)
 平井呈一という人は、日本文学史的には、永井荷風に私淑しながら、偽筆を売りさばいたために、師の逆鱗にふれて、文壇の表舞台から抹殺されてしまった文人となるだろう。
荷風には『来訪者』という後味の悪いモデル小説がある。
 その一方で、平井にはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の個人全訳の仕事があり、英米の怪奇小説のすぐれた紹介者でもあった。
本書にまとめられた訳業に、中高校時代、洗礼をうけて以来、コワイ話にとりつかれてしまいました。
その訳文は、江戸前ともいうべき風格があって、多くの耳慣れない日本語に出会える役得がある。
「香箱をつくる」って意味、知ってますか? 辞書をひいてビックリしました。

Re: 9月に読んだ5冊 - マリー

2019/10/10 (Thu) 19:56:17

 こんばんは。みなみさん。
「香箱をつくる」知りませんでした。先ず、香箱自体身近にありませんです。広辞苑第2版8刷で1行のみの記述。<日葡>あります。こんな辞書もありましたんですね。イエズス会士との歴史にあらためて思いをはせる次第です。
 わたし的には「雪うさぎのかたち」として定着しておりました。雪の積もった日、猫ではなくうさぎを作っておりました。おめめは千両や万両で作りました。

 

Re: 9月に読んだ5冊 - からす

2019/10/10 (Thu) 21:22:56

 「香箱をつくる」は、誰の何だったかは忘れたんですが、以前読んでた小説に頻繁に出てきて、「なんのこと?」と辞書を引いて、「なるほど」と納得した覚えがあります。

 最近知った“難しい言葉”は、「送りまぜ」。
 漢字表記は「送南風」で、初秋に吹く南風、だそうです。

マリーさん&からすさんへ - みなみ

2019/10/11 (Fri) 05:05:35

この言葉を、にわか知ったかぶりしたくて、どなたかと一緒のときに、足をおりたたんで座っているネコに出会ったらなあ!と願っています。
「ほら、香箱をつくってるよ」と、さりげなく!言いたいのですが、まだ機会にめぐまれていません。

あの翻訳アンソロジーには、あと二つ、三つほど「へえーっ」と驚いた言葉が出てたはずですが、もう思い出せません。

昨晩のうちに、ベランダの植木鉢を屋内に入れました。
台風19号、お互いに用心しましょう!

Re: 9月に読んだ5冊 - マリー

2019/10/11 (Fri) 08:38:36

叱られちゃうけど。
「ほら、ますく堂さんが香箱をつくってるよ」
なんてね。

関東上陸、心配ですね。

Re: 9月に読んだ5冊 - 小牧

2019/10/11 (Fri) 21:06:38

 香箱を作る、

 町田康の『猫にかまけて』というエッセイにこの言葉が頻出していたような。

 ほかでは見たことない。

 私は、しかし、勝手に、猫が両手(前足か)を交互にもみもみするように抑える動作のことかと思い込んでいて、今回辞書引いて、というか、ネットで調べて、びっくりしました。

 平井呈一の訳文は好きだなあ。

 私、1958年刊の平井呈一訳の『消えたエリザベス』を持っています。

 というか、それを含む東京創元社の世界推理小説全集全80巻揃いで持ってます。

小牧さんへ - みなみ

2019/10/12 (Sat) 06:04:08

『世界推理小説全集』は、いまでも古本市でよく見かけます。
先日の四天王寺さんでも、並んでいました。

新書をひとまわり大きくした、持ちやすいサイズで、外箱の背の部分が、いろんな色ある、アレですよね。

でも、並んでいるのは、せいぜい5、6冊ぐらいのバラ売りです。
80巻揃いなんて、見たことないです。スゴイ!

のこりの2冊です - みなみ

2019/10/12 (Sat) 16:54:46

『成城だより』大岡昇平(中公文庫)
 昭和54年(1979年)から翌年10月にいたる、作家70歳の日記に、大磯ですごした昭和32年11月から翌年4月までの「作家の日記」を併録。明治42年(1909年)生まれだから、後者は48歳~49歳にあたる。
 わたしが読んだのは、ミステリの『事件』ぐらい。タイトルだけ知っている『レイテ戦記』『俘虜記』から、戦記モノの書き手だと思いこんでいました。
だから、読書の範囲は、太平洋戦争にまつわる資料が中心かと思いきや、じつに幅広い、知的探求心の持ち主でした。
続刊の2冊も読んでみます。

『じゃりン子チエ①』はるき悦巳(双葉文庫)
 あきもせずテレビアニメの再放送を、くりかえし見てたなあ! でも、原作マンガは今回が初めてです。アニメは、原作に忠実につくられていたんですね。
 チエちゃんは中山千夏、てつは西川のりお、ほかのキャラクターだって、声優さんの名前は知らなくても、アタマの中で、こだましていました。
すべての登場人物が愛しいです。とりわけ、お気に入りは、ヒラメちゃんと、お好み焼き屋のおやじ、そしてネコの小鉄です。
 じつは『成城だより』にでてくるんですよ。昭和55年8月9日(土)。大岡翁、幼稚園児のお孫さんの愛読書を横取り?して、喜々として読みふけっています。
 今回の文庫化は、「大阪の本屋と問屋が選んだほんまに読んでほしい本」に選ばれたから。販売収益の一部は、大阪の子供たちに本を寄贈するのに充てられるそうです。

華厳経 光 - マリー

2019/10/11 (Fri) 20:40:41

『コスモスとアンチコスモス』井筒哲学を少しでも理解するには「華厳経」を読んでみようか。どうしようか。中村元先生の入門書『大乗仏典』。西宮図書館の蔵書にはない。アマゾン2,200円か。
さて、どうしよう。

今は、やや風が吹き、月は雲の中に。
それでも明るい夜。鈴虫の音。

 

Re: 華厳経 光 - マリー

2019/10/12 (Sat) 10:27:42

井筒先生が古典アラビア語を師事したお二人は本一切を必要とされなかったと書かれています。すべて暗誦。全て頭にはいっていた。

少しでも近づきたいなら、読むしかない。
中村元著「華厳経」注文しました。

9月の - 小牧

2019/10/03 (Thu) 22:56:39

元年春之祭 陸 秋槎 ポケミス
落英(上) 黒川博行 幻冬舎文庫
落英(下) 黒川博行 幻冬舎文庫
破壊天使(上) ロバート・クレイス 村上和久 講談社文庫
破壊天使(下) ロバート・クレイス 村上和久 講談社文庫
東京島 桐野夏生 新潮文庫
ホステージ(上) ロバート・クレイス 村上和久 講談社文庫
ホステージ(下) ロバート・クレイス 村上和久 講談社文庫
山の本 2019秋 No.109 白山書房
代官山コールドケース 佐々木譲 文春文庫

8月です - からす

2019/09/04 (Wed) 19:44:16

『大家さんと僕 これから』矢部太郎(新潮社)
『隊長と私』クリハラタカシ(青林工藝舎)

『破門』黒川博行(角川文庫)
『海獣ダンス』山本甲士(小学館文庫)
『季節のない街』山本周五郎(新潮文庫)
『ツリーハウス』角田光代(文春文庫)
『温泉へ行こう』山口瞳(新潮文庫)
『玩具の言い分』朝倉かすみ(祥伝社文庫)

Re: 8月です - からす

2019/09/29 (Sun) 08:37:38

 『大家さんと僕 これから』、漫画で一躍有名になった「大家さん」のその後と、ニュースにもなった死去に伴うお話し。
 なかなかに「しみじみ」させてくれました。

 『隊長と私』、地球を狙う侵略者とたった二人で対峙する「隊長」と、その隊長に密かに恋する助手の物語。
 こういう荒唐無稽な設定の中に、とても細やかな心情描写持ってくるの、この人うまい。

 『破門』、「疫病神」シリーズ第2作、らしいが、昔に読んだような気も…
 でも、堪能できました。
 これの次の「第3作」は、まだ読んでないように思うので、今度探してみよう。

 花形広告プランナーから故郷の田舎町の役場に転職した主人公。
 町を流れる川に突如現れた「スナメリ」をきっかけに、これを使って町興しと意気込む町長から、前職を買われて抜擢されるも、これをきっかけに役場内の派閥争いも顕現化して…
 地方の役場及び小市民が繰り広げるドタバタ劇は、この作家の「フィールド」になったようだ。

 山周『季節のない街』は、黒澤明の映画『どですかでん』の原作ですね。
 これとか、きだみのる『気違い部落周遊紀行』読むと、昭和20年代~30年代の都市近郊の空気、とてもよくわかる。

 角田光代『ツリーハウス』は、家族の物語。
 認知症の兆候も見られる祖母を、行きがかりから生まれ故郷の満洲へ連れていくことになった孫。
 祖父母から父親、そして孫までの三代にわたる時代が交錯する。
 家族それぞれの、それぞれの時代の中でのそれぞれの人生。さらにまた、「これから」の人生に続いていく。

 山口瞳『温泉へ行こう』は、昭和の、とてもいい時代だった「文壇」と「文芸編集部」の蜜月を彷彿するエッセイ集だった。
 経費なんて、まったく気にかけてないもんね、作家も編集も。ほんと、ええ時代やったのね…

 朝倉かすみは、やっぱり面白いと再確認の『玩具の言い分』。
 ごくごく普通の、アラフォー独身女性、しかも男性経験いまだなし…こういう人物を造形させると、朝倉かすみ、天下一品です。
 とてもリアルで、しみじみおかしい。

ワカンナイ本と読めた本 - マリー

2019/09/27 (Fri) 00:20:37

『神秘哲学』井筒俊彦(岩波文庫青185)
 30項くらい読んで、わからな過ぎて、知らない事
 あり過ぎて、諦めました。
『コスモスとアンチコスモス』井筒俊彦(岩波文庫青
 185)
 こちらの方がまだ分かるかもよと友人の甘言にのっ
 て読んでみたら、やはりわかんないんですけれど
 も、悟りの先とでもいいましょうか、それをここま
 で日本語で言語化する人がいたんですね。すごいと
 思いました。司馬遼太郎との対談とか解説が河合俊
 雄で、ちらっと、わからして頂けるところもあった
 けど頭疲れ果てました。
 甘いものが食べたい。
『江口の里』有吉佐和子(中公文庫)
 表題作ほか4篇が収録されています。
 「江口の里」は時雨西行をなぞって、神父と芸者
 との美しい魂の出会いを、「海鳴り」は生と性の力
 動を極めるお話し。
 どれも秀逸です。 
 

Re: ワカンナイ本と読めた本 - マリー

2019/09/28 (Sat) 18:49:59

ワカンナイ本の話なんぞ書いてみましたのは、みなみさんの下記投稿がおかしくて、いいな~~~んと思いまして。

>『別れる理由1』小島信夫(小学館P+DOOKS)
ワカンナイ小説を終生かきつづけた作者が、文芸誌に13年間連載していた大作。全6巻の、まずは序章。

 このような読書する人が同じ西宮に住んでいらっしゃるって、そこはかとなく、もっと正直に、とても嬉しいです。

Re: ワカンナイ本と読めた本 - マリー

2019/09/28 (Sat) 21:08:07

『コスモスとアンチコスモス』についてもう少し書きたいと思います。

日本語は少し曖昧で弱い言語かも知れないと考えていたふしがありました。井筒先生の本を読んでみて、その間違いに気づきました。西洋化した考え方、感じ方がそのようなイメージを生んだのかもしれません。
西洋思想と東洋思想。有と無のとらえかた。
これをコスモスとアンチコスモスと表題されています。副題として「東洋哲学のために」とあります。
井筒先生の母語が日本語であった幸い。
それ故、この本が読めました。
さらに、わたしの母語が日本語であったという幸い。

8月に読んだ8冊 - みなみ

2019/09/23 (Mon) 06:36:38

『インスマスの影』H・P・ラブクラフト(新潮文庫)
「クトゥルー神話」をうみだした怪奇小説家の傑作選。
人類より前に、宇宙から飛来して地球を支配していた邪神たちがよみがえってくる、というのが、この神話の設定です。
数十年ぶりに再読しましたが、こんなに面白かったとは!
いわゆるコズミック・ホラー(宇宙的恐怖)といい、全編にただよう不穏なムードといい、この南條竹則さんの新訳は、ラブクラフトの決定訳といっえそうです。

『椎名誠 北政府コレクション』椎名誠(集英社文庫)
近未来の戦争終結後の荒廃した世界をえがいたSF作品集。
核の影響なのか、突然変異した生物たちが、つぎつぎと出てくるが、コイツらが気味悪いったらありゃしない。
作者の遊び心には、あきれるばかりです(もちろんホメ言葉です)
たぶんイギリスのSF作家、オールディスの『地球の一番長い午後』あたりが執筆の契機になったのだろう。
初出誌は「文学界」「新潮」「すばる」「海燕」といった文芸誌。
こむずかしい純文学と一緒に掲載されていたんだろうから、なんだか痛快です。

『新装版 かの子繚乱』瀬戸内寂聴(講談社文庫)
仏教研究家にして、早すぎる晩年に傑作をかきつづけた作家でもあった、岡本かの子の評伝小説。
当代の人気漫画家・岡本一平という夫がいながら、愛人2人と同居していたことは知っていたが、いやー、なんともいやはやです。
あくまでも作者の目を通したかの子像とはわかっていても、破格の女人だったのは間違いなさそう。
この両親にして、あの岡本太郎が生まれたのだから、血筋とか遺伝とかDNAとか、たしかにあるのかもしれません。

ラグビーのルールがちんぷんかんぷん! - みなみ

2019/09/23 (Mon) 07:04:16

『ひとり旅立つ少年よ』ボストン・テラン(文春文庫)
12歳の少年がニューヨークからミズーリまで、わけありの4千ドルを届けるべく一人旅をはじめる。
というのも、この大金は、詐欺師だった少年の父親が舌先三寸で伝道師からまきあげたもの。しかも、この大金を狙う悪党2人連れによって、父親は殺されてしまう。
時代設定は、南北戦争前夜なので、この少年の逃避行には、奴隷制度という過酷な現実が、否応なく迫ってくる。
ハラハラドキドキの一気読み、たんのうしました。

『電信柱と妙な男』小川未明(平凡社ライブラリー)
小川未明といえば「赤いろうそくと人魚」で知られる童話作家。
でも本書におさめられているのは、そんな既成イメージを裏切る怪異小説ばかり。
郷愁とないまぜになった土俗的な恐怖にみちています。

『別れる理由1』小島信夫(小学館P+DOOKS)
ワカンナイ小説を終生かきつづけた作者が、文芸誌に13年間連載していた大作。全6巻の、まずは序章。
カバー裏の内容説明をひくと「姦通をテーマに様々な愛のカオスを描いた超大作」となる。
主人公は、作者をほうふつさせる初老の男性。再婚相手の妻や、女友達との、とりとめのない会話が延々とつづく。
やはりワカンナイつづきで、とうぜんながら読みつづけるのがつらい。
残り5巻、さて、読み通せるのでしょうか?

消費税アップ前に、ナニ買えばイイんですか? - みなみ

2019/09/23 (Mon) 15:48:35

『文豪たちの怪談ライブ』東雅夫編(ちくま文庫)
明治末から大正期をへて昭和のはじめにかけて、文人たちがコワイ話を語りあう怪談会のブームがあったという。
中心にいたのは、泉鏡花と柳田国男の2人。
うす暗い座敷で、肩を寄せるようにして、とっておきの怪異譚を披露するおばけずきの表情を想像すると、ほほ笑ましくなってきます。
ただし、肝心の怪異譚は、それほどコワクありませんでした。

『ダイヤモンド広場』マルセ・ルドゥレダ(岩波文庫)
スペイン内戦の混乱によって、運命がほんろうされる女性をえがいて、現代カタルーニャ文学の至宝といわれている小説。
『百年の孤独』のガルシア=マルケスが「内戦後にスペインで出版された最も美しい小説」と激賞したという。
当初、ヒロインはかわいいが、流されるままに生きていく女性のような印象をうけるが、内戦下の苛酷な日常のなかで懸命に生き抜いていく姿は、その印象をくつがえさせていく。
スペイン語ではなく、カタルーニャ語で書くことの意味合いは、訳者のあとがきで教えられました。

Re: 8月に読んだ8冊 - マリー

2019/09/23 (Mon) 18:30:54

猫ちゃん用、ちっちゃいお炬燵9800円買います。

まりあ あらため マリー です。

マリーさんへ - みなみ

2019/09/23 (Mon) 19:52:01

1万円ちかい欲しいモノなら、わたしも踏ん切りがつくのですが、とりあえず、いまのところ、ありがたいことに、調子の悪い家電もありません。

連日の千葉県のニュースをみるにつけ、せめて2リットルの水のペットボトルを、買い足しておこうかなと考えています。
差額は、数十円にすぎないんですが、ま、ナニか買えば、小市民のわたしは、それで気が済むんです。
お上の、おもうつぼですね、嗚呼っ、庶民はつらいよ!

8月の - 小牧

2019/09/07 (Sat) 00:20:59

それまでの明日 原尞 早川書房
怒り(上) ジグムント・ミウォシェフスキ 田口俊樹 小学館文庫
怒り(下) ジグムント・ミウォシェフスキ 田口俊樹 小学館文庫
この町でいちばんの美女 チャールズ・ブコウスキー 青野聰 新潮文庫
廃墟に乞う 佐々木譲 文春文庫
神戸・続神戸 西東三鬼 新潮文庫 

Re: 8月の - 小牧

2019/09/07 (Sat) 22:57:05

 なぜ山に登るかそこにあるからだ  マロリー

 なぜ山に登るか俺がいるからだ   羽生丈二(夢枕獏『神々の山嶺』)

 なぜ山へ行くのか山が来ぬからだ  小牧

 また燕岳に行った。盆休み9連休の最後の2日、それまで家族サービス、孫や娘やおっかあのためにアッシー君を務めたりの日々だったので、もう山へ行かせてくれと、北アルプスへ行った。
北燕岳山頂ではブロッケンが見られた。 
山小屋燕山荘は混んでいた。また3畳に6人だ。寝ると、目の前10センチに隣のおっさんの足があるのだ。
 翌朝は、槍ヶ岳を眺めながら大天井岳方面へ表銀座の稜線歩き、銀ブラやね。涼しくて気持ちよかった。1時間ほど歩いて、大天井まで3.5kmという地点で引き返した。登り口の中房温泉に車を駐めているから、出発点に引き返さなければならないのだ。
日曜日で、明日からはふつうに仕事が始まるというのに、登ってくる人がいっぱいいる。下ろうとするのだが、登山道がすごい混雑、大渋滞。登り優先なので、狭い登山道で、登りの人を待たねばならぬ。けっこうな時間を待つのに使ったが、登山口まで下り、有明荘で温泉に入って出てきてもまだ10時半だった。昼飯に信州そばを食べて、睡魔と闘いつつ運転して帰った。

Re: 8月の - 小牧

2019/09/07 (Sat) 23:31:37

『それまでの明日』煙草吸いまくりの昭和なハードボイルド。ラストでタイトルの意味がわかる。

『怒り』『もつれ』のシリーズのポーランドの警察小説。なんという展開。これでは続きが書けないだろと思ったら、最終作だったんですね。

『この町でいちばんの美女』ブコウスキーは前に1冊読んでいるが、それと同じでした。

『廃墟に乞う』佐々木譲さんはなぜかこれで直木賞とったのですね。佐々木譲さんのなかではとくに傑作という感じではないけれど、ラストの衝撃は、夢に出てきそう。

『神戸・続神戸』みなみさん、西東三鬼がこんなのを書いていたとは知りませんでした。おお、隣人ワシコフ氏も出てきた。うれしかった。

7月の - 小牧

2019/08/13 (Tue) 14:51:28

地下道の少女 アンデシュ・ルースルンド,ベリエ・ヘルストレム ヘレンハルメ美穂 ハヤカワ文庫
流 東山彰良 講談社文庫
冥闇 ギリアン・フリン 中谷友紀子 小学館文庫
四人組がいた。 高村薫 文春文庫
山の本 2019夏 No.108 白山書房

Re: 7月の - 小牧

2019/08/13 (Tue) 15:00:59


  なぜ山へ行くのか山が来ぬからだ

 五七五にまとめられることに気がついた。で、7月は納古山へ行っただけ。暑くて、山頂では小さな虫がいっぱいで、弁当を食べるどころではなかったが、無理やり食べた。虫の5,6匹は一緒に食ってしまったのではないかと思う。納古山以外は休日のたびに雨でも弥勒山に登っていたが。
 
 誉高校。わが小牧市から甲子園出場を決めた高校が出てびっくり。愛知県大会で180校くらいからトーナメントを8回勝ち抜いて、見事甲子園へ。対戦相手を決める抽選で初戦を引き当て、開会式の選手宣誓まですることに。調子に乗って「記憶に残る大会に」なんて言って、開幕早々満塁ホームランを被弾していいところなく敗退した。これを勝てば、2回戦は甲子園に応援に行こうと思ってたのに。

Re: 7月の - 小牧

2019/08/26 (Mon) 00:24:57

『地下道の少女』ストックホルムの地下にもホームレスが住み着いているらしい。昔『ボーン・マン』というニューヨークの地下のホームレスの話があったが、もしかしたら、東京にもいるのかも。

『流』又吉直樹が芥川賞をとって話題になり、そのときの直木賞の受賞作がこの『流』だったのだが、『火花』の影にかくれて、あまり誰かにすすめられた覚えがない。しかし、なかなかの傑作で、20年に一度の傑作という評価もあるらしい。著者は台湾人。梁石日の『血と骨』といい、アウトサイダーの作品は凄みがあるなあ。今月はあんまり読めなかったが、これを読めただけでも十分だと思った。

『冥闇』アメリカのイヤミス『ゴーン・ガール』の作者の作品。からすさんが言われたように、たしかに、ヒロインのクズっぷりがなかなか印象的です。なんでも、当初まじめなヒロインで書いていたのをこのキャラに書き直したとか。

『四人組がいた。』高村さんの従来の作風とはがらりと変わって、現代の寓話というか、不思議な短編集。多くの読者は面喰っただろう。なかの一作なんか、小劇場の芝居のセリフを読んでいるみたいな感じだった。最近合田雄一郎シリーズの新作『我らが少女A』を読まねば。

『山の本』ほんとなら6月に読み終わっているはずだが、7月いっぱいまでかかってしまった。読書スランプですね。スパイダソリティアばっかりやってる。完全に病気です。孫にも、「じーちゃんソリティア」と言われる始末。恥ずかし。

7月は、漫画がなかった - からす

2019/08/04 (Sun) 07:04:54

『鳩の撃退法(上・下)』佐藤正午(小学館文庫)
『怒り(上・下)』ジグムント・ミウォシェスキ/山口俊樹・訳(小学館文庫)
『メタボラ(上・下)』桐野夏生(朝日文庫)
『抱く女』桐野夏生(新潮文庫)
『冒険の国』桐野夏生(新潮文庫)
『坂の途中の家』角田光代(朝日文庫)

Re: 7月は、漫画がなかった - からす

2019/08/25 (Sun) 08:23:40

 佐藤正午『鳩の撃退法』、問題の核心を伏せておいて、周囲から「じわじわ」「じわじわ」とそこに迫っていく過程、じりじりしつつも、ついページをめくる手が早まる。
 佐藤正午、やっぱりうまいわ。

 『怒り』、“ポーランドのルメートル”との惹句に惹かれて読み始めたのだけど…
 やはり本家には及びません。
 しかし、「○○の××」という呼び名、本人には迷惑だろうな。

 桐野夏生の3作、『メタボラ』が、良かったです。
 沖縄が舞台なのだけど、途中の展開で「あれ? これって…?」と思いながら読み進め、ラストで確信。
 これは、桐野版「真夜中のカウボーイ」です。

 他の2作は、「う~~ん・・・?」。
 ちなみに『冒険の国』は、デビュー作に加筆修正を加えたものらしい。
 80年代当時の「浦安」という街の雰囲気は、よく捕えてます。
 その伝でいくと、『抱く女』は、70年代・吉祥寺小説、だな。

 角田光代、この心理サスペンスは、現代的で、かつとても「怖い」小説だった。
 角田光代、改めてマイブーム中。


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